イセリア童話――レーシアのおねえさま


 

 むかしむかし、イセリア英雄公国にレーシアという女騎士がいました。
 第三騎士団の副団長だったレーシアは、団長であるエルスを「お姉様」と慕い、とてもとても尊敬していました。

 実直で優秀な騎士だったレーシアはある日、皇女様の護衛という大役を任されます。
 ところが、レーシアはこの役目を果たすことが出来ませんでした。
 ノブレスオブリージュ極まりない振る舞いをされる皇女様の面倒を見きれず、敵対するバーンドベルク帝国に攫われてしまったのです。
(ちなみに、この時レーシア自身も陵辱の憂き目に遭い、処女を三穴とも失ってしまいました)

 後世の歴史家は皆、「皇女を見捨てるのが最善だった。色んな意味で」と口を揃えます。
 しかし、誇り高き騎士であるレーシアにそんなことが出来るはずもありません。
 攫われた皇女様を取り返そうと懸命に頑張りました。

 でも、レーシアのような真面目な子が、失敗を挽回しようと焦るとろくなことにならないのが世の常です。
 案の定、捕虜奪還部隊が捕虜になり、憎い敵国の兵士たちの性欲処理器として、無慈悲に使われる日々が始まりました。

 ──いえ、果たしてそれは「日々」と言えるのでしょうか。

 窓一つない、暗く湿った地下牢には、昼夜の区別などなく、ただ延々と犯され続けるだけなのですから。
 レーシアは、寝ても覚めても犯されました。
 アソコも、口も、お尻の穴も犯されました。四つん這いにされて、後ろからガツガツと突きまくられながら、
 両手に汚らしい男のモノを握らされ、正面に仁王立ちした男の股間へと顔を埋め、懸命に舐めしゃぶりました。

 寝る、という表現も正しくありませんね。

 失神です。気絶です。
 疲れ果て、失神するまで御奉仕させられました。
 絶頂に次ぐ絶頂に心身が擦り切れ、気を失うまで犯されました。

 気を失っても犯されました。
 失神しても御奉仕させられました。

 男たちは、意識がなくても構うことなく、レーシアの体を使いたいときに、使いたいところを、使いたいように使うのです。

「オラ、気持ちいいんだろうイセリア豚っ!? チンポが好きなんだろっ!?」
「ほらほら大好きなザーメンだぞ! 零さず飲めよメスブタ騎士っ!」

 女としての尊厳を踏み躙り、騎士としての矜持を傷つける、聞くに堪えない罵倒が次々と浴びせられます。
 それを認める言葉や自らを貶める言葉、浅ましく男たちを求め、卑猥に媚びる言葉や仕草を強いられたりもしました。

「やめてっ、もうやめてくださいっ。言います、言いますからぁっ……!」

 少しでも逆らえば、殴られました。
 逆らった者が、ではありません。それ以外の誰かが殴られるのです。

 高潔で仲間思いな(彼らに言わせれば「ただ愚かな」)
 イセリアの女騎士にはどうするのが一番有効か、帝国の兵士達は知り尽くしていました。

「ああっ……ど、どうかこのオチンポ大好き、ザーメン大好きなレーシア豚にっ……皆さまのお慈悲をっ、どうかお慈悲を下さいませぇっ……!」

 直後ゲラゲラという男たちの嘲笑が。次に肉の槍襖が。そして白濁の雨が。レーシアへと降り注ぎました。

 また双剣使いであることを知られたレーシアは「どうりで手コキが上手いわけだ」とよくあげつらわれました。
 憧れのエルスお姉様に助言を頂いて修めた双剣を、そんな風に揶揄されるのは絶対に許せないことです。
 でも、どうすることも出来ません。

「ありがとう、ございます……気持ちよくなっていただけて、嬉しい、です。
 レーシアは、双剣使いで……おかげで、オチンポ様に上手に御奉仕できて……良かった、ですっ……!」

 そう言って涙を零し、心の中でお姉様に詫びることしか出来ないのです。

「ああー。気持ちいいぜぇ〜」
「へへっ。お前らイセリアの女は本当にいいメス豚だよ! 全身、どこでもマンコみたいなもんだ!」

 手指や三つの穴だけではありません。
 レーシアは、ありとあらゆるところを犯され、使われ、慰み者にされました。

 しなやかに引き締まった太腿、驚異的なバネを秘めた膝の裏側、無骨な軍靴で包んできたとは思えぬスベスベの足裏。
 戦場を駆けるために鍛え抜いた双脚も、男たちにとってはただ劣情の対象でしかありませんでした。
 剣を振るうために磨き上げた筋肉の、健康的な女性美が眩い背中にも、二の腕にも。肩にも、脇の下にも。
 男たちの獣欲で滾ったペニスが押し当てられ、媚肉も同然にしごかれて、皮膚で孕んでしまいそうなほどの精液をぶちまけられるのです。

 ついには髪の毛さえも男たちの肉棒をしごく道具にされました。
 敬愛するエルスお姉様に少しでも近づきたくて真似したツインテールを乱暴に解かれ、
 綺麗な紫色の髪が黄ばんだ白髪のようになるまで雄汁の染料を塗りたくられるのです。
 すっかり躾けられ、従順になっていたレーシアもこれにはさすがに堪りかねて、わんわん泣いて許しを請いました。
 すると男たちはますます面白がって、一層念入りにレーシアの髪を染め抜くのです──。



「あぁっ……おねえさまぁっ♪」

 仰向けになったエルスお姉様の剛直に跨がり、逞しい胸板に顔を埋めて、レーシアは甘えた声を上げました。
 大好きなおねえさまに可愛がられて、レーシアはとっても幸せです。

 もちろん、エルスお姉様にペニスがあるはずありません。
 エルスお姉様はそれはそれは女性らしい体つきをされていますから、そのお胸は柔らかく、こんなに硬いはずもありません。

 だけど、それでもお姉様です。
 レーシアの大好きなエルスお姉様なのです。

 エルスお姉様にしなだれかかり、幸せいっぱいのレーシアに、
 後ろからのしかかってきたエルスお姉様がお尻の穴にも挿れてくださいました。

 前にも後ろにもエルスおねえさまで、嬉しくて仕方ないレーシアに、
 さらにふたりのエルスおねえさまが左右からペニスを下さいました。

 それを両手でしごきたてながら、交互に舌を這わせて、レーシアはもう有頂天です。
 上も下も、左も右もおねえさま。

 チラリと周りを見渡せば、嬉し涙で霞む視界に、辺り一面のおねえさま。

 おねえさま、おねえさま、おねえさま。

「あぁっ、好きっ、大好きですぅっ♪おねえさまっ、おねえさまぁ……!」

「コイツもすっかりぶっ壊れたな」
「何しても逆らわねえから楽でいいぜ。甘えたがりの犬みたいで可愛いしな」
「そうか? 俺は興醒めだ……」
「しかしおもしろい壊れ方だな」

 結局このあとレーシアは、もう二度と太陽を見ることはありませんでした。
 この暗い地下牢に閉じ込められたまま、いつまでもいつまでも慰み者にされて暮らしました。
 失神するまで犯されて、犯し起こされてまた犯される、その繰り返しです。

 だけどレーシアはもうちっとも辛くありません。
 大好きなおねえさまが、大好きなおねえさま“たち”が一緒だからです。

 めでたし、めでたし。
 

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