イセリア童話――忠犬アル公


 むかしむかし、イセリア英雄公国にアルというワーウルフの女の子がいました。

 蒼龍魔法中隊に所属し、先陣を務めていたアルは以前、
 奴隷商人に捕まっていたところを隊長のティファに助けられたことがあります。
 それ以来、アルはすっかりティファに懐き、健気な忠犬っぷりを発揮していました。

 ティファもまた、そんなアルのことが大好きでした。
 勝気で不器用な性格のティファは、なかなかそれを素直に表そうとはしませんでしたが、
 誰が見ても、二人はお互いのことが大好きな、相思相愛の親友同士でした。

 野心に燃えるバーンドベルク帝国が、イセリア英雄公国に攻めてきたのは、そんなある日のことです。
 これに対してイセリアは徹底抗戦を選び、激しく抵抗しました。
 アルたち蒼龍魔法中隊も、天才的な軍師であるティファに率いられ、大奮戦しました。

 しかし。所詮、戦いは数です。
 圧倒的な兵力の差を埋めるために、中隊はリスクの大きい策を採り続ける綱渡りの状況を強いられました。
 そしてある時、ついにその綱から落ちたのです。

 それでも幸いにして、中隊のほぼ全員が生還することが出来ました。
 ただ一人、作戦の失敗に責任を感じ、自ら殿を務めて残った、ティファを除いて。

 アルはティファを守れなかったことを悔やみ、悲しみましたが、諦めはしませんでした。
 ティファは絶対に生きていると信じて、戦い続けたのです。

 アルの願いが通じたのか、ティファは生きていました。
 帝国の捕虜として。それはつまり、死ぬより辛い目に合うことを意味しています。
 幾度も煮え湯を呑まされた恨み募る少女軍師の幼い体に、帝国の兵士たちの鬱憤と獣欲が容赦なくぶつけられました。

 屈強な男たちの上や下や、あるいは間に挟まれて、ティファの小さな体の小さな穴は、前も後もデタラメに突きまくられました。
 小さな口にも絶えず極太を捻じ込まれ、喉奥を打ちまくられて、生臭い雄汁をたくさんたくさん飲まされました。

 ティファは尊敬する父親を帝国との戦いで失っています。
 そんな憎い憎い敵国の男たちに、いいように弄ばれて、ティファはどんなに辛く、悔しい思いをしたことでしょう。
 しかし、それでも勝気な少女は、こんな連中に負けるものかと必死に虚勢を張り続けました。

 気を抜けば、誰か助けてと。
 お願い、許してと叫びそうになる、打たれ弱い少女の素顔を懸命に覆い隠して。
 アルや中隊の仲間たちの顔を思い浮かべて、ティファは耐えました――耐えようとしました。

 毎日何十人もの男たちに、何百回も三穴を犯される「だけ」で済んでいたのは、ほんの一週間ほどです。
 気丈に振舞うティファの姿にかえって劣情を掻き立てられた帝国兵たちの所業は、
 ますますその苛烈さ、非道さを増していきました。
 おぞましい魔具や劇薬まで使って、ティファを貪ったのです。

 中でも特に『操喰らいの蛇』という魔具は凶悪でした。
 金属製の小さな蛇の形をしたこの魔具は、皮膚に溶け込むように体内に侵入し、媚薬を発して暴れ動きます。
 そうしてこの蛇に潜り込まれた場所はどこであろうと鋭敏な性感帯と化し、宿主は耐えがたい疼きに苛まれるのです。

 ティファが最初にこの蛇を放たれたのは、年若い少女特有の、甘いミルクの香りがする「腋の下」でした。

「ひぃっ!? お、おかしいわよぉ……こんなのっ、絶対おかしいわ……!」

 意味不明、理解不能な男たちの行為に恐慌を来たし、半ば錯乱したまま、ティファは犯されました――腋の下を。
 男たちは、ティファの腋の下に背中側からペニスを挿し込み、挟み込ませて、まるで性器のように扱き立てたのです。

 あまりに異常で、変態的な行為に、ティファは吐き気さえ催すほどの嫌悪感に襲われました。
 それなのに、『操喰らいの蛇』に巣食われた腋の下は、貪欲すぎる性感帯となって激しすぎる雌悦を生じさせるのです。
 また、皮膚の下の蛇は、膣肉の締付けを再現するようにとぐろを巻いて、挿し込まれた肉棒をもてなし、男達を喜ばせました。

 ティファの腋の下は、もはや本当の性器よりも性器らしい「腋マンコ」にされてしまったのです。

 次に蛇を放たれたのは、脇腹でした。そして案の定、犯されました。
 万歳をさせられ、無防備に晒させられた脇腹に、帝国兵たちはペニスを押し当て、好き放題に擦り立てて、欲望を満たすのです。
 奇しくも蛇腹を思わせる、薄く浮いた肋骨の段差が、えも言われぬ心地のする感触を与えて、憎い敵国の男たちを楽しませました。

「いやっ、イキたくない……!
 脇腹でなんてっ、そんなのおかしいっ……イキたく、なっ……いっ、イクッ!? 脇腹でイクッ、イッちゃうぅ〜っ!?」

 肌も肉も、骨までもが快楽神経の塊となった「脇腹マンコ」の異常性感に、ティファはもう悩乱するばかりです。

 それなのに。
 さらに、小さな手にも蛇を放たれ、代わる代わる何百本もの男根を握らされました。
 足の裏もまた同様に、蛇の寝床にされて数え切れぬ剛直を擦り付けられたのです。
 掌も、土踏まずも媚肉と化して、手指と足指に至ってはクリトリスも同然。
 四肢の先端までオマンコにされたティファに、男たちはなおも蛇をけしかけました。

 踝に膝裏、太腿に脚の付け根。
 二の腕や肘関節の内側、華奢な肩口に鎖骨。
 臍周りのお腹や、もちろん三穴の粘膜にも。
 すべすべの背中から可愛らしい小尻までの一面にも満遍なく――。

 ティファの体は全身余さずオマンコにされてしまいました。挙句の果てには、まだあどけない、
 将来間違いなく絶世の美人になるであろう整った顔にまで蛇を放たれ、敵兵たちの性欲処理器にされました。

 こうして一通り遊び尽くすと、男たちはまた新たな玩具を持ち出し、ティファを楽しむのです。



 長く苦しい戦いの末、アルはついにティファを助け出すことが出来ました。
 ですが、その時にはもう、ティファはティファではなくなっていました。

 虚ろに濁った瞳には、かつての勝気さも、理知の輝きもありません。
 細い手首や華奢な肩口には無数の注射痕が刻まれ、
 幼い性器は淫惨に開花して、肛門は本来の機能を損うほどに広がりきっていました。
 なによりも、天才と謳われたその頭脳は快楽と劇薬と精液で漬け込まれて、畜生ほどの知性さえ残ってはいませんでした。

 教え込まれた聞くに堪えない卑語を、時おり思い出したように喚き立てては、自らの性器をいじったり、
 男と見れば媚びた仕草で擦り寄っていくばかりで、目の前に差し出してやらなければ食事を摂ることさえしようとしません。

 中隊の仲間たちのことも、尊敬していた父親のことも、
 自分が誰かすらも忘れてしまったティファに似た何かは、もちろんアルのことも覚えてはいませんでした。

 だけど、それでもアルにとっては、ティファはティファでした。
 ようやく取り戻した、大好きなぬくもりです。

 もう二度と、アルはティファの傍を離れませんでした。
 ずっと一緒にいました。いつまでもいつまでも、二人は一緒でした。

 めでたし、めでたし。

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