マックライミライ 〜プロローグ〜


カラオケボックスで凌辱され、純潔を散らされたあの日から、楓の生活は一変した。

望まぬ処女喪失から、代わる代わる心療クラブの男たちに犯された一部始終を撮影された上、
次の日から行方不明になった想い人、英田征の身柄を握っていると脅されては、言いなりになるしかなかった。

人生最悪の日から一週間。
心療クラブの部員たちに、楓はすっかり彼らの所有物として扱われていた。
放課後になるたび有無を言わさず呼び出されては、二十人を超える男たちに輪姦される毎日……。


モデルのように均整のとれた長身に、凛々しく大人びたつくりの綺麗な顔。
ガサツと揶揄されもするが、とっつき易いサバサバした性格は男女を問わず人気があった。
しかし、勢い任せの清々しいほどに後先を考えない普段の行動から、間違っても頭が良いとは思われていない。
普通なら派手に男遊びをしていそうなスペックに反して、神目楓という少女は哀しいほどに乙女だった。

今時ありえないほどに貞操観念が強く、奥手で、純情で、一途。

そんな楓である。
心療クラブのメンバーは、自らの身勝手な欲望のために女を集団レイプすることなど日常茶飯事の、最低以下の畜生たちだ。
そんな男たちに、今まで大切にしてきた体を我が物顔で好き放題、性欲処理に使われるのは、地獄以外の何物でもなかった。

恥辱と絶望に折れそうな心を、持ち前の単純明快な正義感と、生来の負けん気の強さが支えていた。
こんな下衆どもに屈してなるものか! 
凄惨な陵辱にも楓はただその一念で踏みとどまり、未だその心は男たちに屈していなかった。

しかし、どれだけ虚勢を張り、反抗する態度を示したところで、所詮は逆らえない身である。
男たちがその気になれば、いつでもねじ伏せることができるのだ。
無駄だというのに健気に抵抗する楓の姿は、彼らの嗜虐欲、征服欲をくすぐり、喜ばせた。
嫌がる女の抵抗は、男たちにとって陵辱をより楽しいものにするスパイスでしかない。

――顔や体がどんなに良くても、心が折れて諾々と従うようになった女はつまらない。
――その点、今度の女――楓は丈夫で嬲り甲斐があり、滅多にないほど楽しめそうだ。

全身全霊を賭けた楓の闘争も、彼らにとっては、自分たちの新しい性奴隷に備わった稀有な美点という認識だった。
乳房が大きい、モノをしゃぶるのが上手い、アソコの締まりがいい、というのと同列の事柄なのだ。
結局、楓はその秀でた肢体だけでなく、気丈な心までをも、男たちにたっぷりと楽しまれたのである。



『人生最悪の日』を大安売りで更新し続けた七日間。
楓には全く理解できないことばかりだったが、男たちは実に様々な趣向を凝らして楓を陵辱した。

指定された教室に行くと、まずはその日の衣装を渡される。
体操服やスクール水着、テニスウェアに、チアガールやチャイナドレス。
果てはボンテージルックにエプロン一枚、変わったところでは別の学校の制服などまであった。

そして、下品な野次を飛ばされ、視姦されながら制服を、時には下着までもを、自らの手で脱がさせられる。
次に指定された衣装を着るわけだが、こちらは自分で着るときもあれば、男たちに無理やり着せられるときもあった。
どちらにしても、たまらない屈辱と羞恥である。

理解は出来ないが、それによって男たちの欲望を煽り、楽しませることはわかりきっているのだ。
そんなものに、憎い陵辱者たちによりおいしく召し上がられるためのものに、自らの手で着替えさせられる悔しさ、無念さ。
舌を噛み切ってしまいたいほどだった。

また、男たちの手で着せられるのは、より直接的な敗北感に苛まれ、屈辱の極みだった。
もちろん抵抗した。全力で抗ったのだ。女性としては長身で、運動神経もいい。
だが、やはり男と女では圧倒的な力の差があることを見せつけられ、いつも絶望を再確認する結果に終わるのだ。

あっけなく押さえ込まれ、床に引き倒されて四方から手足を掴んで引き伸ばされる。
そして嘲笑やからかいの言葉を浴びせられ、果ては幼児をあやすような口調で煽られながら、
その日のショードレスへと着替えさせられてしまうのだ。


そして、これほどまでに自尊心を傷つけられる行為でさえ、ただの下準備に過ぎない。
ここからが本番。二十匹以上の飢えた牡に、寄ってたかって貪り食われる輪姦地獄の始まりである。

抜群のプロポーションを誇る楓とコスチュームプレイの相性は抜群だった。
この手の陵辱行為は飽きるほどやり慣れている心療クラブのメンバーでさえ、
こみあげる興奮を抑えきれず、双眸に牡の欲望をギラつかせて我先にと襲い掛かっていく。



「くそぅ! チクショウ! 離しなさいよ、このクズっ! んぐっ、やっ……め、ろぉぉぉ!」
(絶対、大人しくっ、ヤられてっ、なんて……やらないんだからっっ!)

処女強姦のショックも癒えぬまま、それでも生来の気の強さを発揮して、楓は抵抗する。

「やめっ、やめろって、言ってるでしょっ……ううっ……あぐっ! んあぁ! や、やめ……やめ、てぇ……!」

なにせ二十人以上である。
それも、にぎやかしの汁男優でもなければ、経験の乏しい坊やでもない。
全員が心療クラブでそれなりの地位にいる人物である。女を犯すことに慣れ、それゆえ長けている。
技術に乏しく自分だけ良くなって果てるということもなければ、早漏でもない。
むしろ、女を感じさせる手管に優れ、射精をコントロールできる熟練者揃いだ。



「ああっ、あっ、んふぁぁあ! あっ、あんっ、あんっ、あォォっ! ひゃぐっ、ひぃぃいぃぃん!」
「おらおら! ハハッ、すっかり夢見心地だなぁ」
「もうワタシ堪りません、どうにでもしてぇぇ! ってかぁ?」
「っ!? ち、ちがっ、そんなわけっ、馬鹿じゃないの……こ、このっ、そ、粗チン! 下手く……ああぁぁ!?」

性に疎い少女はわけもわからぬまま、たちまちのうちに女悦の高みへと押し上げられ、甘い喘ぎを絞りだされてしまう。
それをあげつらわれ、正気に戻って反論しようとするところに狙い済ました突き込みを浴びせられた。
呆気なく、甘い叫び声を上げてしまい、自己嫌悪と男たちへの敗北感で打ちのめされる。
そんなことを何度も繰り返されるうちに、なけなしの気力が萎えていく。

「あ、ああっ、あひっ! あっ、あふっ、ふあぁぁんっ! ああ、嗚呼ぁぁ……!」
「あ? どうしたよ。すっかり可愛らしくなっちまって」
「気持ちいいだろ? チンポいいだろ? マンコたまんないだろ?」
「……うぅぅ……ち、ちが……」

また待ってましたばかりに責められて、みっともない喘ぎ声を出してしまうことはわかりきっている。

物理的な反撃はすでにねじ伏せられた。
だから、こうして男の上に乗せられ、両手に汚らしいペニスを握らされているのだ。
不服従の意思を示すには、言葉と態度で見せるしかないというのに、最早それさえも許されない。

(もう、どうしたらいいっていうのよ……こんなの、無理よぉ……!)

八方塞の現実というハンマーが、楓の抗う意思を粉々に打ち砕いていく。
そうして致死毒のような弱気に侵され、力の抜けた体を、男たちはすかさず熟練の性技で陥れにかかる。

こうして、抵抗はいつも最初のうちだけで尻すぼみに終わるのだ。
そうなれば、あとは延々と野獣たちの欲望が赴くままに貪り食われ、白濁溜りに沈められるのがお決まりのパターンだった。

楓を責めるのは余りに酷だろう。
頭数からして、一時間や二時間で終わるはずもなく、凄惨な輪姦陵辱はいつも、深夜近くにまで及ぶ。
その間、無慈悲な牡獣たちは代わる代わる元気一杯に、餌食となった少女の若い女肉にむしゃぶりつく。



「あっ、ああっ、あぁ、あぁ、あぁあぁ、あっ、あっ……あふぁあぁあぁぁぁああぁぁ!!」

女のイカせ方を心得た腰使いに、もう何度目かもわからない頂へと飛ばされる。
理性を溶かされ、雌の顔を暴かれた叫び声に、しかし突き抜いた男は舌打ちし、引き締まった尻を平手でピシャリとやった。
ソフトなSMプレイとしてのスパンキングではなく、男の怒りも露わな痛撃に「ひぐっ!?」と引きつった悲鳴が漏れる。

「てめぇ……マジ、頭ワリィなぁ、こらぁ……! イクときはイクって言えっつっただろ、ああ!?」
「そんなの、そんっ……あっ、あひっ、ひっ、ひぃぃ! わかった、わかったから! 次はちゃんとするからっ、ああ……!」

まだほんのわずかに残っていた抵抗の意思。
尻たぶを赤く痕が残るほど揉み潰され、乳首を乱暴に抓られて、それも即座に霧散した。
同時に他の男たちも一斉に怒気を強め、完全に怯えた楓は、ついに尻尾を巻いてしまう。

あとはもう無惨なものだった。

「んぷっ、んっ、んじゅ、じゅっ、じゅぷっ……んっ、んっ、ぷはっ……! はぁ、はぁ……」
「休んでるんじゃねーよ。下手糞な分、誠意を見せろ、誠意を。必死で舌動かせ」
「おら、こっちもだ。お上品にチュパチュパしてるだけじゃだめだ。奥まで咥えて喉も使うんだよ」
「んぐぉぉぉ!? んごっ、んごっ、んぐぅぅ……っぷ、ゲホッ、カハッ……っ!? いやっ……んぼぉぉおぉ!!」

拙いフェラチオを槍玉に挙げ、交互にペニスをしゃぶらせていた二人が楓を罵る。
舌の根がちぎれそうなほどに激しいおしゃぶりを要求し、ディープスロートを強いて喉奥を性器に貶める。
窒息の恐怖と苦しみで両手の動きが疎かになり、手コキを楽しんでいた他の二人からも非難される。
すっかり心が負けている楓は必死に舌を動かし、細くしなやかな手指を懸命に絡めて謝罪した。



尊大に寝そべる男に跨り、左右から差し出された二本の肉棒を交互に口に含みながら、
斜め後ろに立つ二人のモノを肩が痛くなるほどねじって握らされ、やわやわとしごきあげる。

偏りすぎな男女比のために、性器だけなく両手と口まで使い、一度に最低四人は相手にしなければならなかった。

「んくっ……よし、まあいいだろ。口マンコに射精してやる。飲め。絶対に飲めよ! オラッ、オラァ!」
「ん!? んぐぅぅぅぅ!!?」

精一杯の口唇奉仕に、どうにか満足した男は楓の小さな頭を鷲づかみ、気管を塞がんばかりに逸物を押し込んだ。
そこからさらにズコズコと小刻みに動いて楓の喉奥をいじめ抜いてから、ついに射精を開始する。
実は相当に我慢していたのだろう。ドプドプと注ぎ込まれる精液は溺れてしまいそうな量だった。

「いいぞ、俺ももうっ、くれてやるよ! 二連発だ! 一滴残らず飲み干すんだぞ!!」
「………。……んぶぉっ…………」

あらかじめ打ち合わせていたのだろう。矢継ぎ早にもう一人の男も発射体制に入った。
口腔の最奥に零距離射撃を受けた衝撃は凄まじく、楓は眼球が零れ落ちそうなほど目を見開いたまま停止している。
苦悶のピークで時を止められたように動かない少女にまるで構わず、男は非道の二連射を叩きこむ。
顎を挟み込んでこじ開け、同じように白熱した牡汁で焼けるように痛む喉奥を一突きに蹂躙した。

ドプッ! ドプドプドピュッ!

「ヒュー♪ やるなあ。じゃあ、俺も。ちょっと手じゃもったいないけど、友情の三連コンボだ」
「お前一人をイカせはしないぜ、相棒! 俺もイクぞ! ほーら、四連発だぁ♪」

(死ぬっ! 死んじゃう! こんなの、ホントにっ、殺されるっ……!)

さらに後ろから楓の手指を恋人にしていた二人の男が、ひどくふざけた調子で連携をとる。
一方で、暴れまわる汚液に喉を焼かれ、死を直感するほどの窒息状態に狂乱をきたした楓。
それはあまりに残酷なコントラストだった。

両手で喉を押さえ、前方へと倒れこむ楓。
二人の男もさすがに口への射精はあきらめ、顔にぶちまけることにする。
片手で自分のものを扱きながら、もう片方の手で一人は顎を、もう一人はポニーテールの縛り目を掴んで引き起こした。

「んグんんんんんんっっっ!!?」

ガクンと首の据わっていない赤ん坊のように後ろへ倒される楓の頭部。
目元の泣きボクロがあまりに似合う綺麗な顔は、自分の身に何が起こっているのかまるでわからなくなっているようだった。
被虐に咽ぶ美貌は、人でなしの男たちを爽快な気分にさせ、実に心地よい射精を促した。

ドパッ、ドパドパドパァ!
ビュ! ビュビュ! ビュパァァ!

「っっっ!!????」

声にならない絶叫をあげて、完全に性欲処理器へと貶められた気丈な美少女は、降り注ぐ白濁の雨に濡れていく。

ほどなく楓の膣肉を思う存分堪能していた男も満足して、ギアをトップに入れた。
咽喉責めの痛みが和らぐのを待ち、ほぐれきった楓の蜜壷を絶頂へと突き上げていく。
男は見事なテクニックで、楓のアクメと自らの射精を完全に同期させ、果てた。

その瞬間、楓はついに男たちの言いつけを守っていた。

「い、い……イク……っ!」

飲みきれない白濁が吹きこぼれる唇から、たまらない悔しさに震える声で、楓は屈服の言葉を漏らすのだった。



そこまでしてやっと五人の男をイカせても、男たちはすぐに入れ替わり、休みも与えず楓を犯し続けた。
跨らせるだけでなく四つん這いや仰向けなど様々に体位を変えて、徹底的に輪姦する。


仁王立ちで向かい合った二人の男の間に、自分の体でアーチをかけるという特異な体位まで経験させられた。

抉られすぎて赤く腫れあがった秘肉を後ろから蹂躙する男。
その腰を両足できつく抱きしめ、正面に立った男の腰にしがみつく。
そうして目の前にそびえる肉塔をしゃぶらされて、宙吊りにされたのである。

さらに、空中で水平にされた楓の胴を両側から挟みこむ二人の男。
彼らの狙いは、無防備に晒された脇腹だった。

なんと男たちは、滑らかな脂肪が薄くひかれた横腹にペニスを押しつけ、動き、射精へと至ったのだ。

愉快でたまらないといった面持ちで、心地よく精を放つ男たち。
それは今まで楓の常識がまるで及ばない行為だった。

理解できないものへの根源的な恐怖が沸いてきて、楓の反応はさらに弱々しく、怯えたものになる。
嬲られるがままとなった楓を宙吊りにする男たちも、好き勝手に果てると、興味を失ったかのようにその体を打ち捨てた。


白濁にまみれて横たわる少女に、またすぐ次の男たちが群がり、引き起こし、肉欲の限りを叩きつけていく。
赤く黄昏がれた空が、墨のように広がる宵闇と交わり青紫に澄んで、やがて完全な黒に染まるまで。
楓は一個の性欲処理器として、乱雑に使用され続けた。




「んじゅっ、じゅぼっ、じゅぷっ! じゅぷっ! ……あぁぁ……おい、しぃ……ち、チンポ……おいしい……」

「ああイクッ! イクイク、イクゥぅっ! イグっ、イギまずっ! こうめっ、かえでっ、イキ、ますぅ……!」

「ん、んちゅ、んぽんぽっ! むぷぅぅぅ……。た、たくましい……ち、ちん、ぽ……もっと……ください……」

「突いてっ、突いてぇっっ! チンポいい、チンポ好きっ、チンポ素敵っ、おまんこ最高ですっ!」

どれだけ気を強く持とうとしても、中盤を過ぎる頃には完璧にへし折られて、こんな有様になるのが常だった。

終盤にもなればほぼ失神しているような状態で、過酷な責めにもほとんど反応を示さなくなる。
それでも男たちは生きたダッチワイフとして楓を使い、心行くまで性欲をぶちまけた。
二回、三回、四回と数を重ね、やがて男たちも満足して、凄惨な輪姦ショーはついに終演を迎えるのだった。

やることをやった男たちは、ゴミでも捨てるように楓を解放する。
そして最後の締めとして、事切れてしまいそうなほど嬲り尽くされた楓に感謝の言葉を強いるのだ。

「にくべんきのかえでを……こんなにいっぱいかわいがっていただいて……ありがとう、ござい、ました……」

光を失った瞳。汚辱にまみれて横たわる肢体。
最初の威勢は見る影もなく、淫惨に馴致された楓は蚊の鳴くような声で隷従の言葉をこぼすのだった。





そんな一週間が、楓を待ちうけるマックライミライの、ほんのプロローグだった。

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