熱砂の乳虐


 両腕を鎖で吊られ、足首には板枷を嵌められて、エルス=M=アムデルトは石造りの地下牢に繋がれていた。
 鎧はおろか一切の衣服を奪われた女騎士は、生まれたままの姿で人の字を描いている。
 その豊満な裸身を、褐色の肌をした二人の美女が左右から挟みこみ、淫らな玩弄を加えていた。

「いやっ! いやですわ……!」

 たわわな乳房を片方ずつ分け合い、熟練の手管で責め立てる女たち。

「うふふ……すぐに良くなりますわ」
「そうですわ。王子に可愛がられて、あんなに悦んでいたじゃないですか」

 クレオラ砂漠都市の女王イシュアと、その息子である王子ジュダの教育係、サラである。

「ちがうっ……違いますわ! 悦んでなんて、あひっ!? や、やめ……」

 フィオナとセリーヌが不在となったイセリア英雄公国を、エルスはよく支えた。
 しかし、突如バーンドベルクと結んだクレオラの奇襲を受けて、第三騎士団は壊滅。
 捕虜となったエルスは砂漠都市の王宮へと送られ、好色なる王子の手に堕ちたのである。

 そして、三日三晩をかけてたっぷりとエルスを楽しんだ魔少年は、
 彼女をいたく気に入り、隷母と腹心に直々の調教を命じたのであった。

「あっ、ああっ、んっ、くぅ……!」

 左右の果実を別々のリズムで揉みほぐされ、薔薇色の唇から堪えきれない嬌声が漏れる。
 透き通るような雪白の肌は、強力な媚薬成分を含んだ香油を塗りたくられて、テラテラと粘着質な輝きを照り返していた。

「あっ、ひぃ、んあっ、あぁ……!」

 芯まで指をめりこまされて、無残にひしゃげる胸脂肪。
 純情可憐な先端が、女王の指腹に優しく舐られ、教育係の指ヤスリで研磨される。

 被虐の胸乳は甘やかな熱に蝕まれ、鋭い快美電流を迸らせた。
 未曾有の乳悦が、エルスの克己心を嘲笑うように押し寄せる。

 そして、両乳首を同時に、一際強く揉み潰された瞬間――

「あっ、ああっ!? っ、い……」

 全身が煮えたち、砂糖菓子のように蕩ける。
 脳髄が焼けつき、視界は桃色に明滅して、双乳を焦がす激悦のままに、エルスは躾られたばかりの作法を絶叫していた。

「い、イく……イキますわ……あっ、ああっ……イクっ、イクぅぅっ!!」

 気をやる時は、その旨を告げろ――丸三日に及ぶ陵辱の間、快楽の飴と鞭で従わされた屈辱的な命令。
 それを今、エルスはなんの強要もされていないというのに、無意識のままそれが当然の義務であるかのように遵守していた。

(そんな……わたし、どうして……)

 心身に残る魔少年の爪痕を自覚して、女騎士の背筋に寒いものが走る。

 この地下牢で目覚める前の、最後の記憶。
 エルスもすぐに従順な雌奴隷になると宣言するジュダの、屈託の無い笑顔が思い出された。

「ちゃんとご主人様の言いつけを守れましたね。えらいですわ、エルス様」
「ご褒美をあげないといけませんね」

 嘲弄めいた労いをかける淫婦たちの手には、妖しげな小瓶が握られていた。
 その中身を見た女騎士は、「ひっ」と情けない悲鳴を上げてしまう。

 薄橙色の、軟膏であった。

「やめっ……あっ、ひっ、ひぃ!?」

 女王と従者の指先が、新たな魔薬をエルスの乳首へと塗りこんでいく。

 褐色の指先が触れるたび、双峰の頂に稲妻が落ちる。
 可憐な桃色の粒果が、淫らがましい快楽器官へと変貌した。

 乳輪から盛り上がり、二段階勃起したニプルは狂おしいほどに疼き、
 鋭敏に研ぎ澄まされて、わずかな空気の動きさえ巧妙な愛撫に感じられる。

「あっ、あんっ、あぅ、ふぁ……!」

 ガクガクと跳ねる頤。
 整った細眉を苦しげに歪め、異常性感に翻弄される令嬢騎士に、
 繕う余力はもはや無く、ちらちら覗く真白な喉から褥の音色を響かせ始める。

「そんなっ……うっ、嘘でしょう!?」

 随喜の涙でぼやけた視界に、悪夢のような光景が映る。
 いつの間にか手にしたボトルをエルスの乳丘へと傾けるイシュアの笑顔。
 純白の山肌に緑色の粘液が降り注ぐ。

「あっ、あぁっ、あぁぁっ……!」

 すかさず伸びた四本の腕が、優美な稜線に毒々しい粘液を擦りこんでいく。
 若く瑞々しい肌の下、みっちりと敷き詰められた柔肉まで染みこませるように、翡翠色に濡れ光る双乳を撹拌する。

「ひっ……こんなっ、いやぁっ!?」

 最初に香油を使われた時は、神経を剥き出しにされたようだった。
 しかし今度の呪薬は、それどころではない。
 塗りこまれたところに、新しい神経が張り巡らされるのだ。
 雌の喜悦だけを訴えてくる、おぞましい神経が。

「あひっ!? あっ、ひぁっ……!」

 そんな恐るべき魔粘液を余す所なく塗りたくると、二人の淫婦は乳房への快楽按摩を再開した。
 媚薬漬けにされたまろやかな肉果実が、二十本の指で弄ばれ、その形を自在に変えていく。

「あぁ、イクッ……イキますぅっ!」

 一溜まりも無かった。
 双乳を焦がす淫悦に、エルスは終わりの見えない連続絶頂へと突き堕とされる。

「またっ、またイクっ……イクぅ!」

 女騎士の痴態にあてられた淫婦たちが、自らの胸当を脱ぎ捨てる。
 豊かな褐色の胸乳を惜しげもなく晒けだし、エルスの真白なそれへと寄せていく。

「ふぁっ!?」

 いずれ劣らぬ三対六個の美豊乳が、互いに押し合いひしゃげ合い、乳首と乳首がキスをした。
 ミルク色の美肌とココア色の艶肌が境目も分からぬほどに密着し、混ざり合って、夢幻めいたマーブルに融ける。

 身も世もなく悶え狂う女騎士。
 淫毒に蒸れ滾るその乳房は、ほんの少しではあるが、確かに。
 ただでさえ十分過ぎるその量感を、さらに増していた。



 テーブルに置かれたグラスに狙いを定め、自らの乳房を握りこむ。
 親指大に発達した先端から白い液体が噴き出し、空っぽの容器を瞬く間に満たす。
 それを手に取り、口へと運びながら、少年――クレオラ王子ジュダは天使のような笑みを浮かべる。
 見込み通りの形、期待以上の素晴らしさで完成した性奴隷に、幼き暴君はご満悦であった。

 その傍らに膝をつき、従順に傅いたエルス=M=アムデルト。

 一月に渡る調教の末、彼女の心身は変わり果てていた。
 ジュダへの絶対服従を植え付けられ、先ほどのように母乳が出る体にされただけではない。
 元より近隣諸国にまで聞こえるほどの豊満さであった胸乳を、さらに肥大化させられたのだ。

 イシュアより二周り以上も大きく、百二十センチに迫ろうかというそれは、もはや爆乳という言葉でさえ生温い。

 それでいて見事な釣鐘型の形状を保ち、乳突起も桜色のまま、
 どこをとってもクリトリスを凌ぐ感度を備えているという奇跡の逸品であった。

 おまけに、

「うん。今日もおいしいよ、エルス」

 分泌する母乳の味までもが極上ときている。

 優雅にグラスを煽りながら、もう片方の手で無造作に乳房を揉んでやると、
 かつて女騎士であった雌牛はあんっ、と媚びきった声を上げ、一塊の射乳を伴い絶頂した。

back  home

inserted by FC2 system